
骨盤矯正
ここ数年でよく聞くようになった言葉として「骨盤矯正」というのがありますよね。
骨盤矯正ベルトにクッションに枕、そして体操など、本当に色々なグッズが発売されています。
というわけで、まずは骨盤矯正のしくみについて書きましょう。
骨盤というのは、人間の腰の部分にある大きな骨です。
で、この骨盤は左右2つのパーツに分かれていて、これが呼吸とともに開いたり閉じたりしてます。
特にお産の時には、赤ちゃんを通すために大きく開きます。
開いた骨盤がしっかり元に戻ればいいけれど、これが開きっぱなしになると一大事。
開いた骨盤は内臓を支えられなくなり、内臓が下の方に下がってきてしまいます。縄の緩んだ吊り橋みたいになっちゃうんですね。
そうなると内臓が圧迫されて、便秘や冷え性、血行不良や腰痛など色々な悪い症状が出てきます。
スタイルや代謝も悪くなり、ダイエットが成功しにくくなるんです。
なので、特殊な器具を使ったり体操を行って骨盤を元の位置まで戻してやれば、色々な問題が一気に解決する、っていうことです。
こんな話を聞くと、ちょっと怖くなりますよね。
特に女性の場合は、お産による体型への影響が気になって仕方ないと思います。
しかし・・・
実はこの話、全部ウソなんです(笑)
少なくともこの記事を書いている段階(2013年年末)で、普通の人の骨盤の位置が大きく変わったままになるという事実は確認されていません。
誰一人としてレントゲンなどで「骨盤が開いてる状態」を見た人はいないっていうことです。
すごいと思いませんか?
極端に言うと、カッパ(雨ガッパじゃなくて妖怪の方)がいるかもっていう噂だけで、カッパ対策グッズが売れてるようなものなんですよ。
そもそも人間の体の構造を考えると、骨盤が大きく開いた時点で歩けなくなくなるそうです。
車で言えば、車輪の軸が歪むようなもんですからね。
だから、フツーに生活してる人の骨盤がゆがんでるというのは理屈の上でも明らかにおかしな話。
じゃあ、骨盤矯正と言われてる体操や器具にまったく効果が無いの?というと・・・
原因とされているもの自体が都市伝説なので、広告通りの効果はまず無いでしょう。
でも、実は完全に効果がゼロとはとは言い切れないんです。
例えば骨盤を支えている筋肉が弱くなると、骨盤が歪まなくても姿勢やスタイルが悪くなるのは本当です。
だから骨盤矯正の器具や道具を使って体操や運動をすれば、それによって健康になったり、痩せたりすることはあり得ます。
ただし、もともと全く「科学的根拠の無いものを売っている」っていう事だけは覚えておきましょう。









